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(社)機械技術協会講演会のご案内
「人の心に豊かさをもたらす
新しい機械の概念を探る」<要 旨>
これまで、機械は自動化や人間の労働の補助に大いに役立ってきました。機械は精度や速度などで客観的に評価され、人間の道具として完成度の高いものとなり、人間生活に物質的な豊かさをもたらしました。しかし一方でそれは、大量生産による画一化、大量消費の文化を産み出し、ものに対する愛着を薄くするなどのマイナス面ももたらしてきました。そのために、人がものを大切に長く使うことに喜びを感じられるようなものづくりが、いま、求められ始めています。つまり、人がものに対して、主観的な価値を持てる「もの」を作ることが重要になってきています。このような「もの」のうち、人と共存・共生し、楽しみや安らぎなど人の心に豊かさや癒しの精神的価値を提供することを目的とした新しい「機械」の研究開発が行われ始めています。このような機械は、人の主観によって評価されます。
本講演会では、”人と共存・共生する機械”に関連する基礎的な研究から、応用分野として人間生活に入り始めたパーソナルロボットの研究開発を紹介します。そして、講師の先生方にパネラーになっていただき、会場の皆様と一緒になってこの「機械」の将来を探っていきたいと思います。
この分野に関心を持たれている方々、すでに研究に取り組まれている皆様のご参加をお待ちします。日時:
平成12年9月20日(水)9:50〜17:00会場:
機械技術振興会館地下3階研修2号室(東京都港区芝公園3-5-8)主催:
(社)機械技術協会後援:
通商産業省工業技術院機械技術研究所、工業技術院工業技術連絡会議機械金属連合部会、工業技術院工業技術連絡会議福祉技術部会協賛:
(社)日本機械学会、(社)電気学会、(社)日本ロボット学会、(社)精密工学会、(社)計測自動制御学会、(社)情報処理学会、システム・制御・情報学会、(社)日本電子工業振興協会、(社)日本ロボット工業会、日本健康福祉用具工業会、(財)共用品推進機構、技術研究組合医療福祉機器研究所、全国福祉用具製造事業者協議会、(財)テクノエイド協会、(社)日本アミューズメントマシン工業協会(順不同)定員:
80名(定員になり次第締め切らせていただきます)参加費(テキスト代含む):
機械技術協会会員10,000円、大学・公官庁10,000円、協賛団体会員12,000円
一般15,000円、学生5,000円申し込み方法:
申込書による。複数人申し込まれる場合は添付の申込書をコピーして使用してください。申込書のない場合は、講演会名、氏名、所属、所在地、支払方法を明記し、下記宛郵送またはファックスでお願いいたします。(社)機械技術協会
〒
105-0011東京都港区芝公園3-5-8機械振興会館B3Tel&Fax:03−3431−8409(機械技術協会)
申込書はここをクリック text 開催パンフレットはここをクリック pdf
機械技術振興会館までの地図 拡大しますクリックしてください問い合わせ先:(社)機械技術協会〒105-0011東京都港区芝公園3-5-8機械振興会館B3
Tel&Fax:03−3431−8409(機械技術協会)
E-mail: shibata@mel.go.jp (機械技術研究所ロボット工学部 柴田崇徳)
(社)機械技術協会講演会
「人の心に豊かさをもたらす新しい機械の概念を探る」
プ ロ グ ラ ム
開会挨拶: 9:50〜10:00
(社)機械技術協会会長 曽田長一郎午前の部 司会
(社)機械技術協会副会長 阿部 稔講演:
1.10:00〜11:00
人の心を豊かにする機械の研究開発
工業技術院機械技術研究所ロボット工学部バイオロボティクス研究室
主任研究官 柴田崇徳 氏
人と共存し、触れ合いを通して楽しさや安らぎなどの精神的な価値を提供することを目的としたメンタルコミットロボットの研究開発を進めている。人の五感を適切に刺激するインタラクションにより、人が持つ経験や知識を引き出し、主観的な解釈を深め、価値を高める手法について述べる。その応用例として、人との触れ合いの相互作用を重視した動物型ロボットの研究開発とその評価について紹介する。
2.11:00〜12:00
五感への自然由来の刺激が快適性に及ぼす影響
農林水産省森林総合研究所生物活性物質研究室
室長 宮崎良文 氏
自然由来の刺激が快適感をもたらすことは、経験的に知られている。これまではその快適感の測定は主観評価(アンケート等)に頼らざるを得なかった。しかし、ここ数年、急速に中枢神経活動、自律神経活動を負荷をかけずに毎秒測定する生理応答評価法が開発されてきた。木のにおいを嗅いだとき、木に触ったとき、木質住居空間にいるとき、森の音を聞いたときの測定を例に取って、人の状態の評価法について示す。
12:00〜13:00 昼休み
午後の部 司会
機械技術研究所 柴田崇徳 氏3.13:00〜14:00
人の心の豊かさをもたらす動物
大和市立病院 精神科
医師 横山章光 氏
動物に触るだけで脈拍数や血圧が安定化するリラックス効果がある。また、痴呆やある種の精神障害にも回復への大きな後押しとなり、コミュニケーションの扉を開くきっかけになることがある。この効果を応用したのがアニマル・セラピー(動物介在療法)である。精神科病棟や老人ホームにおける著しい治療効果について、自らの経験と
1980年代から欧米で盛んな研究成果を基に、「アニマル・セラピーとは何か」を紹介し、今後、現実の医療の現場で何が求められているかを説明する。
4.14:00〜15:00
人と機械の情緒的コミュニケーション
早稲田大学理工学部機械工学科
教授 菅野重樹 氏
コミュニケーションでは、雰囲気やテンポといった「場」を互いに共有できることが望ましい。情緒はコミュニケーションにおける場の伝達に大きく関与し、各自の個性を表出しつつ、相手にさまざまな心的作用をもたらす。本講では、人間と情緒的コミュニケーションがとれる機械の設計論を、情緒と密接な関わり合いのある身体性の視点から検討する。
15:00〜15:15 休憩
5.15:15〜16:15
Affective Interaction: AIBO
と人のインタラクションソニー(株) デジタル・クリーチャーズ・ラボラトリー
システムアーキテクト・主幹研究員 藤田雅博 氏
従来のロボットには、目的達成型の
Logicalなインタラクションがもとめられてきた。しかし今後人間のパートナーとして必要なものはAffectiveなインタラクションであり、それに関してAIBOを例に議論する。6.16:15〜16:50
ディスカッション 司会
機械技術研究所 柴田崇徳 氏閉会挨拶: 16:50〜17:00
(社)機械技術協会副会長 阿部 稔