National Institute of Advanced Industrial Science and Technology (AIST) This page is a page of the former research institute. We stopped updating on March 31.2001.
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 当所の役割


 当初の前身である機械試験所は、昭和12年に「わが国機械工業の海外依存からの脱却を図るため、機械技術に関する試験・検査並びに研究を通じて、我国産業界の発展に寄与する」ことを目的に設置されました。以来、当所は機械技術の基礎を支え、また先端技術の開発に先導的な役割を果たすため、自主的・創造的技術開発の推進に努めてきており、今日においても基本的にその目的に変わりはありません。
 機械技術は、単に機械工業分野にかぎらず、電気・電子、情報、化学、その他種々の産業をも支える広範で基盤的な技術であり、世界経済、社会の成長発展、さらに周辺科学技術の進歩に応じて、変貌革新してゆかねばなりません。例えば、メカトロニクスやオプトメカトロニクスが機械産業だけでなくあらゆる産業にまで大きな波及効果を与えているように、今後の機械技術の発展には異分野の科学、技術との融合をめざした研究開発も重要であります。当所では「機械技術における先端領域への挑戦と基盤技術の強化」を基本的な方向として、異分野の技術との融合化・同時並行化(コンカレント化)、加工等の固有技術の極限化、特に微細・精密化(マイクロ化)、機械・システム自立・知能化及び他との強調(自律化)を図りつつ、「人間・環境調和型の高度機械技術の創造」に努めております。
 また、国家施策や通産行政に対応する研究、国際的な貢献に資する研究を推進するとともに、産業界のニーズに応える研究にも引続き主導的立場で取り組み、機械技術の発展に寄与することも責務であります。
 

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 航空・宇宙機器、エネルギー機器などの先端機械技術における材料は、多くの場合、構造材料としての軽量高強度・強靱製や、機能材料としての優れた特製(例えば潤滑性、耐腐食性等)とともに、さまざまな使用環境における高い信頼性が要求されます。このニーズに対応するために、先進材料を主な対象として、新しい材料設計・材料創製技術の開発、苛酷環境下での構造材料の健全性の評価やトライボロジー特性の評価に関する研究を進めています。

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 先端技術を駆使することにより、生体のメカニズムが解明されれば、自然や人間との調和のとれた新しい科学技術の展開につながるとともに、その工学的応用により、人類全体に限りない恩恵をもたらします。生体情報、生体組織、生体エネルギー変換における生体機械関連研究を推進し、医療・福祉機器、新しい概念に基づく機械などへの展開を進めています。

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 情報・システム技術は機械技術分野の基板をなす技術であり、情報の発生、伝達、処理および利用に係わる研究の推進が不可欠です。電子にはない優れた特性を有する光情報の活用、宇宙環境などに代表される極限状況下における計測・制御技術、複合されたシステムの制御に関連する分散制御理論の確立などを目指した研究を行っています。

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 機械・装置の高性能化は機械技術における最も基本となるニーズであり、将来のハードウェアの基盤として、極限状況下にたえる機構の構築と機構そのものの性能の極限化が必要です。微小機構への取り組みを中核に据え、機構・設計技術の高度化を図る研究を推進するとともに、機械の安全性、信頼性の確立など多彩なニーズに応えるための研究も行っています。

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 新エネルギー技術、省エネルギー技術、地球及び都市規模のエネルギーシステムや環境問題を中心に研究を行っています。風力、水素などの新エネルギーの利用システムの研究開発を行うとともに、省エネルギー技術として、高性能熱交換技術、セラミックスガスタービン、往復動エンジン及び直接発電に関する研究を行っています。また、CO2の回収・固定化技術、ディーゼル排気浄化技術や電気自動車技術など環境保全に関する研究も行っています。

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 産業基盤技術としての生産技術の優位を維持するためには、革新的概念に基づく生産機械、加工技術、システム技術の絶えざる研究開発が必要です。新材料・難削材の高能率・高品位加工を目指して技術の高度化及び先進化を図るとともに、環境調和型生産技術、複合加工技術、界面制御加工技術、粉体成形技術、生産機械技術、生産情報技術の研究を行っています。

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 生物が持つ優れた機能をマクロに捉え、それを機械技術として実現するための新しい基礎工学的な手法を開拓する考え方で研究を行っています。ロボットに不可欠な移動機能やマニピュレーション機能の高度化や、それらの機能の融合・統合化に係わる技術、知能の高度化のための自律分散システム技術、さらには人間と協調共存していくために必要なヒューマン・マシンインターフェース技術や人に優しい機械システム、ロボットを構成する各要素の高性能化技術などの研究を行っています。


機械技術研究所の研究方針(平成11年度作成)
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