National Institute of Advanced Industrial Science and Technology (AIST) This page is a page of the former research institute. We stopped updating on March 31.2001.
E-mail to webmaster (Japanese) E-mail to webmaster (English)

新ソフトウェア構造化モデル

機械設計におけるエージェントの構成法に関する研究

産業科学技術開発

今村 聡

研究期間 平成3年度〜平成9年度
研究目標

機械設計におけるエージェント構成法を確立し、具体的な例題による評価を通して、高機能で柔軟性の高いソフトウエア構造化モデルの実現を図る。

研究概要

従来、機械設計用CADは図面情報や3次元形状情報を扱うものがほとんどで、設計効率、設計品質、設計自由度など生産プロセスの根幹に関わる基本設計段階(製品の基本構成、機能に直接関わるパラメータ、概略形状などを決定する段階)を支援する汎用ソフトウエアは依然未解決の課題である。 当所は産業科学技術研究開発制度「新ソフトウエア構造化モデル(平成2−9年度)」に参加し、基本設計支援用言語FDL-IIを開発した。この言語はオブジェクト指向言語(階層型・構造化プログラミング言語)であると同時に、制約言語(数式、不等式、述語などで表されたパラメータ間の関係を満たす値を自動的に求める言語)、関係データベースとしての機能を持つ。さらに、FDL-IIにはプログラム構造の動的変更機能を導入した。これには、オブジェクト(プログラムモジュール)間の関係を設定する構造融合操作、オブジェクト間の情報継承関係の変更を管理するwas_aリンク、状況に応じてオブジェクトの構造を自動変更する配置演算子などが含まれる。図に配置演算子により機械を表現したオブジェクトの構造を自動変更するイメージを示す。これらの機能を導入した結果、FDL-IIはあらかじめ要求仕様が確定していない場合や、想定外の設計変更がある場合にも柔軟に対応することができ、基本設計支援の能力を大幅に向上させることを実例をもって示すことができた。


研究室のペ−ジに戻る