5.生体硬組織のバイオメカニク
骨は体の中で、力学的な、あるいは化学的な環境の変化に応じてその形や密度を変えてゆきます。そして、高齢化社会の到来と共に、加齢に伴って骨の密度が大きく減少してしまう症例(骨粗しよう症)が増加しています。
加齢と共に変化する骨密度、内部構造等の組織学的変化を骨密度計測用X線CTで定量的に評価し、力学的特性(粘弾性、静的強度、疲労特性等)との関連を解析しています。力学的特性の解析には、我々が開発した生体組織粘弾性計測装置(バイオスペクトロメータ)、材料試験機、あるいは熱弾性(赤外線)応力画像測定装置等を用いています。これにより、加齢による骨の疾患の治療や予防に役立てるべく、骨の組織学的変化と力学的変化の関連性に関した基礎的なデータを提供しています。