4.光断層イメ−ジングシステム
近赤外光は可視光などに比べ生体に吸収されにくく、透過光を検知しやすい性質を持ちます。これを利用すれば生体内の光による断層像を得る可能性があります。近赤外光の吸収の変化は血液の酸素化度の変化に対応するため、局所における組織の活動度を表わすことができ、X線CTなどとは異なった情報が得られます。
しかし、光は生体により強く散乱されるためX線とは異なる手法を開発する必要があります。ここではピコ秒程度の光パルスを用い、散乱透過光を時間分解測定する技術により光による断層像を得る方法を研究しています。光パルスと生体の相互作用についての実験及び解析を行い、現象を明らかにして、近赤外光を用いた光断層イメージング装置開発のための基礎データやアルゴリズムを提供します。