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7.振動制御

 機械構造物の低振動・低騒音化は、機械工学の分野で取り組まなければならない最重要課題の1つです。構造物が振動すると音(振動放射音)が発生しますが、この振動放射音を小さくするために、その原因となる振動を抑制しようとすると、振動放射音は小さくなる場合もあり、逆に大きくなる場合もあります。このように振動から音に変換する場では、非常に複雑で大変興味深い現象が存在します。振動を構成する因子を振動モードといいますが、この振動モードには音を出し易い悪いモードと、音を出し難い良いモードの2種類に分類されます。
スマートセンサーを取り付けた実験装置、制御の有無とクラドニ図


 現在、研究を進めているスマートセンサーは、音の出し易い悪い振動モードだけを選んで検出するように開発されたセンサーのことで、リボン状の圧電素子フィルムを悪い振動モードだけを検出する形状にカットして作製します。この作業は非常に簡単で、また一切の信号処理を必要としないことから、このセンサーを振動制御システムに組み込むことにより、非常に単純な制御系が構築できる利点があります。また、このセンサー出力が小さくなるように制御することで、振動放射音は必ず小さくすることができます。



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