8.高度道路交通システム
当所におけるITS(Intelligent Transport System)の研究は、1960年代の自動車の自動操縦にまで遡ることができます。現在、自動車の自動運転に代表される先進車両制御安全システムをはじめ、交通流の計測と解析、自動車走行時のヒューマンファクタなどの研究を行っています。
1970年代に世界で初めてマシンビジョンによる自動運転システムを実現して以来、最近では、走路や障害物をCCDカメラで検出して、走路に沿って走行し、障害物を検出すればそれを回避し、さらには車線変更まで可能なアルゴリズムを開発して自動運転の実験を行っています。写真(上)は自動運転が可能な実験車です。自動車交通流をCCDカメラで計測し、ドライバの挙動を解析する研究では、ドライバの挙動のばらつきが安全と効率の障害になるという観点からばらつきのエントロピによる定量化を進めています。写真(下)はCCDカメラで検出した交通流です。