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第42回機械技術研究所研究講演会

機械材料研究の現状と将来への戦略

−人間・環境との共生を目指して−

日 時 : 平成11年10月20日(水)10:00−16:35

場 所 : 三会堂ビル 石垣記念ホ−ル

     〒107-0052 東京都港区赤坂1−9−13 TEL03-3582-7451

主 催 : 通商産業省工業技術院機械技術研究所 (財)日本産業技術振興協会

協 賛 : (社)日本機械学会、(社)日本金属学会、(社)日本材料学会、(社)日本トライボロジ−学会、(社)精密工学会、
     (社)日本油空圧学会、(社)日本塑性加工学会、(社)日本セラミックス協会、(社)機械技術協会、(社)表面技術協会、
     (社)日本鉄鋼協会、(社)自動車技術会、日本表面科学会、日本材料科学会、日本複合材料学会、(社)日本非破壊検査協会
                                                (順不同)

参加費 : 無料(ただし、一般参加者はテキスト代¥2600)

問合先 : 通商産業省工業技術院機械技術研究所 総務部業務課

     〒305-8564茨城県つくば市並木1−2

     TEL 0298-61-7035  FAX 0298-61-7037

申込先 : (財)日本産業技術振興協会

     〒105-0001 東京都港区虎ノ門1−19−5

     TEL 03-3591-6272  FAX 03-3592-1368


開催にあたって

 機械技術は材料技術をキ−テクノロジ−の1つとして発展してきました。最近、特に新材料の開発や既存材料の高度利用技術の開発に対するニ−ズが飛躍的に増大し、要求性能も一段と高度化、多様化しているだけでなく、環境と調和した材料技術の開発も求められています。機械技術研究所においてはこのような要請に対応するために、機械材料分野において設計・製造技術、加工・改質技術、評価・利用技術の広範な研究開発を行っております。これらの萌芽領域の研究成果を結実させて、新しい材料として利用され、またデ−タベ−スなどとして活用されるには、各種研究開発分野の有機的な連携とともに明確な研究戦略が必要になってきます。
 本講演会では、機械技術研究所における機械材料に関する研究開発の最近の主な成果を紹介するとともに、今後の研究戦略について述べる。


プログラム

午前の部

<司 会  企画室長 矢 部  彰 >

10:00〜10:05

開 会 の 挨 拶


工業技術院機械技術研究所長  大 山 尚 武


10:05〜10:20

機械技術研究所における材料研究開発の現状と方向


基礎技術部長 山 田 幸 生


機械技術研究所では、主に機械装置に用いられる 構造材料に関連する材料技術の研究開発を行っている。 これらの研究開発の目的は、複合材料作製や超塑性の発現などによる材料自身の機能向上、自然環境との共生のための環境保全材料技術の開発、テクノインフラとしての デ−タベ−ス構築や極限環境下の材料評価などである。このような観点から進められている 研究開発を紹介すると共に、今後の方向性について言及する。


10:20〜10:45

強磁場・極低温構造材料の損傷許容性評価研究


基礎技術部材料物性研究室主任研究官 鈴 木 隆 之


ニュ−サンシャイン計画「超電導電力応用技術プロジェクト」において、強磁場・極低温下のような極限環境下における機器・構造体の構造健全性確保のために、材料試験装置の開発・整備を通して破壊力学特性などの評価、および磁気力顕微鏡、SQUIDを用いた新たな損傷解析評価に関する研究を行った。これらの評価研究を中心とした成果について報告するとともに、この分野における研究課題を含めて今後の展開について述べる。


10:45〜11:10

材料開発におけるバ−チャル設計への展開


基礎技術部材料物性研究室主任研究官 手 塚 明 則


実験的手法が主流である材料の力学挙動解析を、数値実験に置き換えて材料特性を予測することができれば、材料開発のコスト低減と開発期間短縮が可能となる。数値実験手法の1つである分子動力学法によって、実験的手法では困難な極限環境のシミュレ−ション及びナノスケ−ルでの力学挙動解析が可能となって来た。この様な状況を概観すると共に、 き裂先端近傍の原子集団の挙動を解析した結果を紹介し、今後の展開について述べる。


11:10〜11:35

超塑性加工の現状と展開…超塑性加工の汎用化と高速化に向けて


基礎技術部材料設計研究室主任研究官 加 藤 正 仁


金属材料の超塑性加工について開発経緯および現状を解説するとともに、これまでステンレス鋼では二相ステンレス鋼に限られていた超塑性加工を、オ−ステナイト系ステンレス鋼の中で最も市場性の高いSUS304において行うことに成功した当所の成果を述べる。また、注目されているマグネシウム合金の高速超塑性、および他の材料に対する超塑性加工の適用範囲の拡大等について展望を述べる。


11:35〜12:00

水潤滑を目指したトライボロジ−


基礎技術部トライボロジ−研究室主任研究官 日 比 裕 子


水は不燃性で冷却性が良く、低粘度であるため流体抵抗が少ない。従って水潤滑システムが実用化できれば、 防災や省エネルギ−などの面で多くの利点が期待される。 ケイ素系セラミックス等を用いた場合の水潤滑機構と潤滑性の改善策及び水潤滑を可能にするための提案について述べる。


12:00〜13:00

休 憩

午後の部

<司 会  基礎技術部長 山 田 幸 生

13:00〜14:00

「特別講演」日本の材料研究戦略


東京大学教授/産業技術融合領域研究所長 岸   輝 雄


先端科学技術を支えるキ−・テクノロジ−の一つとして材料技術が挙げられることは論を待たない。これからは材料の時代ともいわれて久しい。コスト/性能の両立から地球環境問題を加えたトリプル性の確保は材料研究開発とその実用化促進をますます困難にしている。今後の材料研究開発の在り方を含めて、日本における科学技術政策との関わりにおいて材料研究戦略について特別講演する。


14:00〜14:45

先進材料の知的基盤整備関連研究開発とその戦略


基礎技術部材料物性研究室長 平 野 一 美


先進材料の新たな用途の探索・拡大を図り、実用化を促進するため、そして新産業の創出や産業競争力を強化する源泉として、材料およびその試験評価法の標準化やデ−タベ−スの構築等知的基盤の整備は最重要課題である。かかる観点から機械技術研究所で実施している先進材料の知的基盤整備に関する二〜三の研究開発プロジェクトを紹介するとともに、その長期的戦略を展望する。


14:45〜15:00

(休  憩)


15:00〜15:45

金属系材料開発の研究戦略


基礎技術部材料設計研究室市 川   洌


従来の材料開発では材料特性が飽和状態に近づき、年々高度化する機械の要求性能を満たすことができなくなってきている。そこで、金属材料の内部構造を原子レベルで制御し、金属が持つ固有の特性を極限まで引き出そうとする通産省工業技術院 プロジェクト「ス−パ−メタル」の基本理念を基に、新しい金属系材料開発の研究戦略を述べる。


15:45〜16:30

トライボマテリアルの研究戦略


基礎技術部トライボロジ−研究室田 中 章 浩


これからのトライボマテリアルとしては、 無潤滑下でも優れた低摩擦特性を示す材料(例えばクラスタ−ダイヤモンド複合材料)、 耐摩耗性に優れた機器のメンテナンスフリ−化に貢献する材料、 環境保全に適する機器に適用できる材料などが期待される。 また、摩擦摩耗評価法を含めたトライボロジ−・デ−タベ−ス構築への期待も大きい。 これらのトライボマテリアルに関して、 機械技術研究所におけるこれまでの研究開発の概要を述べ、 さらに今後の研究開発を行うに当たっての考え方や進め方等について述べる。


16:30〜16:35

閉 会 の 挨 拶


工業技術院機械技術研究所次長 榎 本 祐 嗣



 

交 通 案 内

   

 地下鉄銀座線 虎ノ門駅下車徒歩5分
 地下鉄丸の内線・千代田線 国会議事堂前駅下車徒歩7分  

 
 


☆ この件に関するお問い合わせ
   工業技術院 機械技術研究所 総務部業務課
  〒305−8564 茨城県つくば市並木1−2
  TEL 0298−61−7035
  FAX 0298−61−7037  


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