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機械技術研究所研究発表会


平成10年12月9日(水)




司会:物理情報部長 小島 俊雄

(○印 講演者)

1. 10:00〜10:20
形状記憶合金を用いた小型ユニット機械の設計と試作
  ○吉田 英一1・小鍜冶 繁2・村田 智1・
   富田 康治3・黒河 治久4
(1物理情報部システム工学研究室) (2首席研究官) (3物理情報部知識工学研究室) (4極限技術部振動制御研究室)
小型軽量の可変構造ユニット型機械を、アクチュエータに形状記憶合金(SMA)を用いて設計したユニットの動作に必要なトルクと可動範囲をSMAトーションばねを用いて実現し、試作機により基本性能を確認したので報告する。3次元への拡張の可能性についても述べる。

2. 10:20〜10:40
高速X線CTによる気泡界面の検出
  ○三澤 雅樹1・赤井 誠2・菊池 良樹3・
   松井 剛一3
(1物理情報部計測制御研究室) (2エネルギー部熱工学研究室)(3筑波大学)
一断面のスキャン速度が4ミリ秒の高速X線CTを用いて、原子炉や熱交換器などで見られる管群内の気体と液体の分布を測定する。また、計算モデルに必要となる気液界面積量の求め方について検討した。

3. 10:40〜11:00
PLZT素子を用いた光−空気圧サーボシステムの変位制御
  ○森川 泰1・中田 毅2・明渡 純3・一木 正聡4
(1物理情報部計測制御研究室)(2東京電機大学) (3生産システム部生産機械研究室) (4極限技術部微小機構研究室)
PLZT素子を用いたバイモルフ型アクチュエータと空気圧シリンダを組み合わせて光−空気圧サーボシステムを試作し、光照射を行うことによって空気圧シリンダの変位を制御する実験を行った結果を報告する。

4. 11:00〜11:20
車車間通信のための通信プロトコルの一評価
  ○宇野 篤也1・阪口 健2・津川 定之2
(1筑波大学連携大学院) (2物理情報部知識工学研究室)
車両群の協調走行を考える場合車車間通信は必須の技術である。今回の発表では、車両群内で車車間通信を行う場合を想定した簡単なモデルによる各種通信プロトコルの評価結果について報告する。

5. 11:20〜11:40
ビジョンを用いたプラトゥーニング
  ○加藤 晋・津川 定之
(物理情報部知識工学研究室)
先行車の受動的マーカを後続車のビジョンで検出し追従走行を行うプラトゥーニングについて報告する。車両間通信は用いないで車間測距データだけで追従走行を行うアルゴリズムを設計し、3台の小型車両を用いた実験で有効性を確認した。

6. 11:40〜12:00
エントロピの概念を用いた信号交差点の危険度:複数交差点の比較
  ○重田 清子・津川 定之
(物理情報部知識工学研究室)
信号交差点の流入路を走行中に黄信号に遭遇した各車両の位置と速度、通過・停止の判断結果を計測しエントロピを用いて危険度の定量化を行った。今回は2箇所の交差点の危険度について比較、検討したので報告する。



7. 13:10〜13:30
全光型フィードバック干渉計による表面形状の実時間計測
  ○白井 智宏1・T.H. Barnes2・T.G. Haskel3
(1物理情報部光工学研究室)
(2 University of Auckland)
(3Industrial Reserach Ltd)
光書き込み型の液晶空間位相変調素子を利用した光学的フィードバックをもつサニャック型偏光干渉計を構成し、それが表面形状の実時間計測に有効に機能することを理論と実験により明からにした。

8. 13:30〜13:50
ロンキー干渉計における干渉縞位相の積分法
  ○日比野謙一(物理情報部光工学研究室)
ロンキー干渉計では、物体形状を回復するために干渉縞位相を積分する必要があるため、ランダム誤差に比べて系統誤差の影響が決定的である。最小二乗積分法を用いた場合の系統誤差の低減法について考察する。

9. 13:50〜14:10
液晶パネルを用いたホログラフィックな像再生における解像線数限界
  ○山内 真(物理情報部光工学研究室)
ホログラフィックな像再生における解像線数は、再生像の大きさと最小線幅で決まるが、市販の液晶パネルを光空間変調素子として用いた場合には、ビデオ信号の規格によって像の大きさが制限されていることが分かった。

10. 14:10〜14:30
回転した直角三面鏡の反射光線の解析
  ○天神林孝二1・川添 勝2・古川 祐光1・
   武谷 直也1
(1物理情報部光工学研究室)(2潟Aカシ)
光軸に正対している直角三面鏡が、ピッチ、ヨー、ロールの回転をした時の反射光線式を求めた。その結果第二反射面における反射点の位置等が求まった。この結果は三面鏡を使用する際の光学設計に役立つと思われる。

11. 14:30〜14:50
初期設計における定性制約評価手法
  ○澤田 浩之1・Xiu‐Tian Yan2
(1物理情報部システム工学研究室) (2ストラスクライド大学)
初期設計における定性的な制約を評価するために、各定性的制約の限界点を示す設計変数を導入し、定性的制約を定量的に表現して扱う手法を提案する。これは人間の設計者が定性的情報を取り扱う方法に則したものである。

12. 14:50〜15:10
急速変形理論による一様せん断乱流生成の試み
  ○鈴木 健(物理情報部数理工学研究室)
ランダムフーリエモード法とは一様乱流場を容易に生成できる計算法であり、波数ベクトルの変形を考えることによって様々な流れへの拡張が期待される。本報では急速変形理論を用いて一様せん断乱流の生成を試みる。



13. 15:25〜15:45
薄板成形工程のドロービード力最適設計解析
  ○Se‐Ho KIM1・手塚 明2・Hoon Huh1
(1韓国科学技術院)(2物理情報部数理工学研究室)
3次元剛塑性有限要素解析と最適化手法である曲面近似応答法を組み合わせて最適化システムを構築した。そのプログラムを用いて簡単な薄板成形である直四角カップの絞り加工に最適なドロービード力を計算した。

14. 15:45〜16:05
アダプティブスペースタイムGLS FEMによる
二次元非圧縮流れ解析
  ○手塚 明(物理情報部数理工学研究室)
有限要素流体解析の不安定性除去のため、GLS(Galerkin/Least-Squares)法、Adaptive法、及びSpace-time法を導入し、二次元非圧縮流れ問題に対して有効な結果を得た。

15. 16:05〜16:25
LTA型成層圏プラットフォームのシステム構成の問題点
  ○黒田 昌彦1・三沢 雅樹1・小島 俊雄2
(1物理情報部計測制御研究室)(2物理情報部長)
成層圏太陽光推進LTA・プラットフォーム設計上の問題解析の紹介。これらは膜構造材体への静・動的荷重負荷、熱負荷、水上・陸上での回収問題、実用化を考慮した全システムの組立の問題等である。